A-2 福祉施設

「サスガッすね!社会福祉法人」となるためのボランティアコーディネーションとは? 〜地域・学校・社協等との「協働」により新たな「社会資源」へ〜

日時:2月28日(土)13:30~17:00

定員:30

対象:社会福祉施設のボランティア担当職員、福祉施設との連携による地域づくりに興味がある方

近年、社会福祉法人を取り巻く環境は厳しさを増しています。しかし、元来、地域の公的な資源として地域社会に開かれ、まちづくりのキーパソンになるべき公益法人としての役割があります。この分科会では、社会福祉法人の存在意義や強みをおさえつつ、

○施設と地域住民をつなぐために、その強みをどのように活かすのか?

○そこで求められる力=ボランティアコーディネートとは何か?

○関係機関との協働により、新たな社会資源になる可能性は?

などについて、実践的な学びと議論を深め、担当者を応援する場としたいと思います。

コーディネーター

石井 祐理子

京都光華女子大学 准教授


大学を卒業後、大阪ボランティア協会に就職しボランティアコーディネーターとして働いていました。ボラ協を退職して早いものでずいぶん時間が経ちますが、ボラ協で出会ったボランティアや、ボランティア依頼者との出会いが、今の仕事の原点だと思っています。現在は大学で仕事をしていますので、学生たちに少しでも素敵な出会いをボランティア活動を通して創っていこうと教員という立場を何とか生かしながら身の回りでのコーディネーションに励んでいます。また、最近は地域の活動に奮闘する民生委員や地域の各委員の方々に感化されることが多くなり、「地域の活動もカッケーっ(^^)/」と思うようになりました。


事例発表者

大野 真太郎

社会福祉法人 四天王寺福祉事業団 四天王寺悲田院 地域支援係 コミュニティソーシャルワーカー


1985年6月大阪府生まれ。大学で社会福祉学科を専攻、社会福祉士の資格を取得後すぐに大阪社会福祉士会の活動に参加。現在は南河内支部の支部長を務める。(福)四天王寺福祉事業団に就職後、四天王寺悲田院特別養護老人ホームで介護員を1年した後、デイセンターに異動し、介護員と在宅介護支援センター及びコミュニティソーシャルワーカー(以下、CSW)を2年間兼務する。現在は地域支援係(地域の総合相談窓口)という部署で、専任配置されたCSWとして勤務する。CSWやボランティアコーディネーターとして取り組んできた「施設と地域住民との協働」に関する実践事例について、全国社会福祉法人経営者大会(H25年度)や全国ボランティアフェスティバル(H26年度)での発表、「月刊福祉」(H26.1月号)における執筆の機会を得る。まだまだ若輩者ですが、好奇心を最大の武器として地域になくてはならない仕事をめざしています。


牧野 郁

介護老人福祉施設 花友にしこうじ 生活相談員・ボランティアコーディネーター


華頂短期大学社会福祉学科を卒業後、京都府下の社会福祉協議会で専門員とボランティアコーディネーターとして勤務していました。H19年よりユニットケア特養である、社会福祉法人市原寮介護老人福祉施設花友にしこうじ(かゆうにしこうじ)で生活相談員、ボランティアコーディネーターとして働いています。自分のちょっと変わった職歴を活かし、地域の社会福祉協議会と協力した地域包括ケアに取り組む中で、ボランティアを通して地域と施設の関係作りに力を入れています。


[担当]片山 宣博(産経新聞厚生文化事業団)/中本 勝也(邦寿会)/青木 淳(大阪府社会福祉協議会)