A-3 災害

地域の声をキャッチして「つなぐ、つなげる」災害時のコーディネーションの視点 〜日頃からの関係づくりや社会資源の巻き込みを活かせていますか?〜

日時:2月28日(土)13:30~17:00

定員:30

対象:社会福祉協議会やNPO中間支援組織の方、企業等での社会貢献活動担当の方

災害時の活動が、普段の社協活動やボランティア・市民活動とつながっていないという指摘をよく聞きます。住民の「声なき声」をどうキャッチし、ニーズとして上げ支援につなぐことができるかが課題です。災害時対応で必要な要素となる「個別支援・コミュニティ支援・ネットワーク支援」には、日頃から取り組んでいるはず。「災害時の対応をする」というより、「日頃の活動をする」と捉えることの必要性を理解するために、日頃の取り組みを活かしたコーディネートの視点を考えます。

講師・コーディネーター

井岡 仁志
高島市社会福祉協議会 地域福祉課長 兼 ボランティア・福祉学習センター長/JVCA理事


1962年奈良市生まれ。大阪のラジオ番組制作会社の仕事から、30代に滋賀県朽木村に移住し、木こり(財団法人森林文化協会)に転職。2003年縁あって朽木村社協に入職し、合併に伴い2005年高島市社協職員となる。災害、ボランティアコーディネーション、福祉教育、小地域福祉活動が関心領域。認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会理事。


事例発表者

波多野 好則
宍粟市社会福祉協議会 千種支部長兼地域支援課主任


1973年12月、兵庫県生まれ。専門学校卒業後一般企業に就職するも3年で退社。97年に旧宍粟郡一宮町社協に入局。デイサービスセンターケアワーカーを経て、2000年よりボランティアコーディネーター、2003年より福祉活動専門員(コミュニティワーカー)、2005年7月に宍粟郡4町が合併し宍粟市社協が誕生。2014年より千種支部に配属。災害支援関係では、2000年の鳥取県西部地震(鳥取県日野町)、2004年の台風23号災害(兵庫県出石町)、2011年の台風12号豪雨災害(和歌山県那智勝浦町)、2014年の兵庫県丹波市豪雨災害などに運営支援として携わる。特に2009年地元の宍粟市で発生した台風9号(兵庫県西・北部)豪雨災害では、自治会が独自で立ち上げた災害対策本部を目の当たりにし、災害時、平時の小地域福祉活動の取組みが大切であることをあらためて実感。現在、地域の福祉力を高める取組みに全力をあげている。サザンオールスターズをこよなく愛し、日々サザンに癒されている。


猪俣 健一
阪南市社会福祉協議会ボランティアコーディネーター・コミュニティワーカー


1982年1月、山口県生まれ。大阪府立大学在学中、学生がボランティアに一歩を踏み出せてつながりあえる場の必要性を感じ、学校の枠を超えたネットワーク型の学生ボランティアグループ「ユニメイト」を立ち上げ。大阪南部を中心にたくさんの高校生や大学生とつながり、学生のボランティアコーディネートや自主企画の立案実施等をおこなう。そんな中で出会った素敵な社協びとたちに活動を支えてもらったことで「こんな仕事がしたい!」と決意し2004年に阪南市社協に就職。小ぢんまりした社協でボランティアセンターと地域担当を兼務しテーマ型と地縁型それぞれの魅力と可能性にどっぷり漬かる日々。04年台風23号水害をはじめ、東日本大震災や広島土砂災害など各地の災害ボランティアセンター運営支援を通じて災害は日常の姿の凝縮だ!と痛感。


[担当]山岡 慶子(東大阪市社会福祉協議会)/土橋 一晃(わかやまNPOセンター)