A-5 企業

地域の中で企業ボランティアを活かすコーディネーションを探る 〜地域と企業が「win-win」な関係だからこそのボランティアプログラムの創出〜

日時:2月28日(土)13:30~17:00

定員:30

対象:企業の社会貢献・ボランティア支援担当者、企業との連携に関心を持つボランティアコーディネーター

「社員のボランティア活動で地域貢献がしたい!」。しかし、企業の思惑と地域・社会ニーズとがなかなか合致しないのが現実ではないでしょうか。この分科会では、多くのコミュニティ・パートナーと一緒に企画した多様なプログラムによる地域貢献活動事例と、意外なマッチングによる「win-win」な関係づくりが最大限発揮できたプログラム事例を検証します。そして、地域のボランティアコーディネーターが持つ情報やネットワークと企業が持つ資材(人・物・場所等)のマッチングによる新たなボラン ティアプラグラムの創出を考えます。

ファシリテーター

水谷 綾
大阪ボランティア協会(http://osakavol.org)・事務局長。


1968年生まれ、大阪市在住。米国の大学卒業後、企業に就職。電話相談のボランティア活動を始めたことをきっかけに福祉の世界に入り込む。1997年、当協会に入職。以後、NPOの運営コンサルティングや研修活動、企業市民活動の促進など、参加や連携・連帯による課題解決のための様々な取り組みの創出や調整役として日々活動中。協会では、企業のCSR担当者のネットワークの場「フィランソロピー・CSR・リンクアップフォーラム」を主宰し、このネットワークも昨年度に20周年を迎えた。


著書:「NPOと行政の協働の手引き」、「実践!NPOの会計・税務」、「これからのSR~社会的責任から社会的信頼へ」「テキスト市民活動論」など。


事例発表者

河村 暁子
東京ボランティア・市民活動センター 主任


山梨県南アルプス市で生まれ、ハイジのように野山を駆け巡って育つ。高校2年生のときに米国の田舎の高校に1年間交換留学で行き、ホストファミリーを始め、多くの方々にお世話になった。早稲田大学第一文学部社会学科在学中に山登りのサークルの先輩に誘われてボランティアに行き、障害のある人が地域社会の中で自立して生きることがどんなに大変かを知り、卒論は「コミュニティ・ケア」。それを実践するため東京都社会福祉協議会に入職した。東京ボランティア・市民活動センターには1989年より在籍し、青少年のボランティア、市民学習、ボランティア・コーディネーター研修、情報誌、海外研修などを担当。1991年5月より1年間米国のホームレス施設で働き、企業や企業人の多様な支援を知る。2001年からグローバル企業や企業人が次々訪れ、NPO・施設・ボランティア・センターと一緒に社員参加型の社会貢献活動を実施している。


麻崎 久美子
ゴールドマン・サックス証券株式会社 コーポレート・エンゲージメント 所属


2007年1月ゴールドマン・サックス証券入社。同社のコーポレート・エンゲージメント(社会貢献担当)に所属し、日本での様々な社会貢献プログラムの企画・立案を担当。特に、グローバルに展開しているコミュニティ・チームワークス(CTW)という社員参加型ボランティア活動プログラムに関しては、アジア・豪州の15か国の責任者を務める。2013年より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に在籍し、「インターミディアリー組織の重要性と企業とのコラボレーションによる社会貢献活動の発展(仮)」について研究し、現在修士論文を執筆中。2015年3月卒業見込み。企業の社会貢献活動を戦略的かつ革新的に拡大させていくことに熱意を持っています。


水野 恵子
西区子ども・子育てプラザ


平成2年に大阪市社会福祉協議会に入職。高齢者、障害者の在宅福祉に関わる事業に従事し、19年4月から西区ボランティアビューローのコーディネーターとしてボランティアの育成事業や地域住民、学校、企業に向けた福祉教育に関わる。25年には、精神保健福祉「幻聴・幻視」体験講座、孫世代の子どもたちと積極的に関わろうとする団塊世代の男性を「爺メン」名づけ、地域の子育てに参加する機会や環境づくりをテーマにした「爺メンは育」講座を開催。「爺メンは育」は2回にわたりテレビ放映され、注目を浴びる講座となった。専業主婦から福祉の世界に飛び込み、在職中に社会福祉主事任用資格、介護福祉士、介護支援専門員などの資格を取得し、福祉職員としての経験を活かし現在に至っております。148cmと小柄ですが、人一倍声が大きく、好奇心旺盛な大阪のおばちゃんです。座右の銘は「ええことはすぐ実行!」


永野 安教
大阪トヨペット株式会社 営業人材開発部 次長


1963年1月 大阪府生まれ。府立泉大津高校卒業後、大阪トヨタ自動車㈱(現、大阪トヨペット)に入社。幼少のころからの赤面症を治したく営業の道を選ぶ。大阪市内の住吉店にて16年間で1600台を販売。7割が顧客からの紹介販売で当時から人の情に感謝しきりでした。35歳でマネジャー38歳から店長を10年間経験。13年の管理職期間、多くの入退社を見てきて、人の育成に腐心してきました。そこへ運よく2011年より現職へ携わる。人を理解し、人が楽しく仕事をするためなら何でもやってみたく、NLPマスターや認定コーチの資格も取りました。人生の価値観、第一位は「仲間」座右の銘は「やってみなはれ」です。


[担当]林 由以子(大阪商工信用金庫 CSR推進室)/中野 伊津子(大阪ガス 近畿圏部 社会貢献推進室)/椎名 保友(日常生活支援ネットワーク「パーティ・パーティ」)