B-10 運営
市民の主体的な参画で魅力的な事業を展開するには? 〜ボランティアと共に魅力的な事業を創造するコーディネーションとは〜
日時:3月1日(日)9:30~13:00
定員:25人
対象:ボランティアと共に事業を展開している・していきたいボランティアコーディネーター、社会教育・文化施設等でボランティア活 動を導入している・したい方
「市民参画」、「開かれた施設運営」など市民と協働で社会課題・地域課題に取り組む仕組みづくりが求められる一方、安易に「ボランティア」を導入することにより、ボランティアのお客さん化やボランティア同士・ボランティアと職員との関係がこじれる等の問題も散見されます。この分科会では、どのように市民の主体的参画を得ていくのか、そして、ボランティアにとっても、また受け入れる施設等においてもwin-winの関係を築きながら、より魅力的な事業や社会的なインパクトを生み出していくコーディネーションのあり方について考察します。
コーディネーター
妻鹿 ふみ子
東海大学 健康科学部 社会福祉学科 教授 /JVCA理事
大学では、社会福祉の概論、地域福祉論、ボランティア論等を教えつつ、「なぜボランティアなんだろう」「何を大切にしてボランティアするんだろう」などということを研究しています。JVCAでは理事と検定試験の委員長をしていますが、大阪のドーンセンターは、JVCA設立の年に、アメリカのボランティアコーディネーション業界のゴッドマザーであるスーザン・エリスさんを招聘した思い出の会場です。初心に帰ってボランティアマネジメントのあり方をこの分科会で考えたいと思います。
事例発表者
新堀 春輔
公益財団法人京都市環境保全活動推進協会(京エコロジーセンター指定管理者)
事業部事業第1課課長補佐/ボランティアコーディネーター
福岡生まれの京都育ち。高校時代に南アフリカ共和国に留学し、アパルトヘイトの名残や、エイズ、スラム等の問題に衝撃を受ける。開発途上国での貧困問題や福祉、教育に関心を持ち、立命館大学で社会福祉を専攻。
2007年の卒業後、JICA青年海外協力隊として西アフリカ・セネガル共和国に派遣され、幼児教育・環境教育の活動に携わる。帰国後、一般財団法人地域公共人材開発機構職員を経て、2011年より現職。主に環境教育プログラムの開発・実施や、環境ボランティアのコーディネートを行っている。
社会人学生として大学院に進学し、2013年同志社大学大学院総合政策科学研究科ソーシャルイノベーションコース博士前期課程修了。他、常磐会学園大学国際こども教育学部兼任講師。
巽 照子
元東近江市教育次長
1949年 和歌山県生まれ、1972年 堺市立図書館に勤務
1997年 滋賀県旧)永源寺図書館準備室長2000年10月旧)永源寺町立図書館長
2005年 合併により 東近江市立永源寺・五個荘図書館長
2007年 東近江市立八日市・永源寺・能登川図書館、能登川博物館長
2008年東近江市教育委員会教育次長・七館(八日市・永源寺・五個荘・能登川・湖
東・愛東・蒲生)館長
2010年3月 退職
関わってきている委員・講師等
・ 滋賀県文化審議委員・県社会教育委員・東近江市・大阪熊取町図書館協議会委員
・ 滋賀県東近江市・日野町子ども読書推進委員等
・ 日本図書館協会評議委員・図書館の自由委員会西地区委員
・ 地域から医療福祉を考える東近江懇話会委員、大阪芸術大学非常勤講師
・ 保育所、幼稚園、小中学校の先生、保護者のための子どもの読書講座、滋賀県レイカルディア大学、地域で゛まちに生きる図書館゛について講師を勤めている。
・ 堺市文化振興条例懇話会委員、堺市子育て支援アドバイザー
・ 学びを広げる学校図書館の会を主宰
間瀬 勝一
小田原市民会館館長兼小田原市文化部文化政策課芸術文化担当課長
文化施設運営、舞台制作。舞台監督として演劇、コンサート、現代舞踊、クラシックバレエなどの公演に携わる。1968 年藤沢市民会館開館に伴い舞台スタッフとして入社。舞台技術者として舞台運営を担当、また、イベントの企画運営なども担当する。1993 年(財)横浜市芸術文化振興財団に入社。磯子区「杉田劇場」などの地域文化施設の館長を歴任。2005 年逗子文化プラザホールアドバイザー、2009 年より逗子文化プラザホール館長。2010 年逗子市市民協働部文化振興課課長を兼務。2012 年より現職。地域文化施設の基本構想、管理運営等検討委員会専門委員、指定管理者選定委員会専門委員、アートマネージメントセミナーの企画、講師などを歴任し、地域住民が舞台芸術を日常的に享受できる仕組み「舞台芸術の日常化」の推進に努めている。
[担当]井上 恵理子(八尾市文化振興事業団・八尾市文化会館)/諏訪 ゆず子(八尾市文化振興事業団・八尾市文化会館)/青山 織衣(岸和田市社会福祉協議会)