B-9 運営

なぜボランティアが「人手」として使われるのか? 〜中間支援団体・ボランティア受け入れ団体に必要とされること〜

日時:3月1日(日)9:30~13:00

定員:24

対象:中間支援団体のボランティアコーディネーター、ボランティア受け入れ団体のボランティアコーディネーター

近年、「ボランティア」は広く一般に知られるようになった一方で、ボランティア活動の現場では、ボランティアが「人手」として使われてしまうケースも少なくありません。なぜボランティアが「人手」として使われてしまうのでしょうか? この分科会はワークショップ形式で、1ボランティアが「人手」として使われてしまう原因や背景、2原因から考えられる課題、3課題解決のために必要とされる実践的な取り組みについて、中間支援団体・ボランティア受け入れ団体双方の視点からみなさんと一緒に考えたいと思います。

講師

小原 宗一
東京都北区社会福祉協議会/日本ボランティアコーディネーター協会 副代表理事


1967年東京生まれ、明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業。 1989年より北区社会福祉協議会に勤務し、94~95年度に東京都社会福祉協議会に出向。東京ボランティア・センター(当時)に勤務した95年度に全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)東京大会の事務局を担当したことから研究集会に関わる。その後、北区社会福祉協議会でボランティアセンターの運営に携わりながら、全国のJVCC実行委員らとともに日本ボランティアコーディネーター協会(JVCA)の設立に参加する。現在、北区社会福祉協議会勤務のかたわら日本ボランティアコーディネーター協会にて副代表理事、ボランティアコーディネーション力検定試験委員、検定・認定システム化検討委員、産業能率大学兼任教員。


事例発表者

竹田 純子
龍谷大学ボランティア・NPO活動センター ボランティアコーディネーター


京都市内にある青少年活動センターでユースワーカーとして勤務していた時に、JVCAに出会い、JVCCの実行委員やJVCAの運営委員に参加しました。そこでボランティアコーディネーションのおもしろさに目覚め、10年と数ヶ月勤めたセンターを退職し、龍谷大学ボランティア・NPO活動センターに転職。ボランティアコーディネーターとして、学生と一緒に日々試行錯誤しながら様々な経験を重ねているところです。

 現在は、ボランティアコーディネーション力検定システム化検討委員会と2級検定試験の試験委員にも参加させていただいていて、ボランティアコーディネーションの奥深さと可能性、難しさを更に実感しています。

 とても方向音痴ですぐに迷子になりますが、目的地には必ずたどり着くという特技があります。また、通りすがりの人から「道に迷ってる?」と声を掛けてもらって、案内してもらうという特技もあります。目は大きいですが、視力は悪いため(なのに裸眼で歩いています)、時々、知らない顔をするらしいです。なので、見かけたときは声を掛けてもらえると嬉しいです。


常岡 隆弘
社会福祉法人玉美福祉会 高齢者ケアセンター向日葵 総務


平成20年6月に東大阪市にある社会福祉法人玉美福祉会 高齢者ケアセンター向日葵の総務に入職する。総務としての業務を担いながら、施設に複数ある委員会のひとつである行事ボランティア委員会の委員長をスタッフと協働し委員会活動を活動する。翌年、ボランティアコーディネーターの研修を受講し学んだことを活かし、ボランティアの受け入れ体制の整備、育成、継続支援や新規活動者の開拓をはじめ、ボランティアを通して地域との交流や、ボランティアと施設との交流の場を広げ懇親会などを企画する。大阪府社会福祉協議会、東大阪市社会福祉協議会主催のボランティアコーディネーター研修会で講師として、高齢者ケアセンター向日葵のボランティアコーディネートに関する取り組みを紹介している。


[担当]萬代 由希子(関西福祉大学)/礒野 奈緒(市民活動サークルえん)/山岡 慶子(東大阪市社会福祉協議会)