B-4 地域

住民コーディネーターが紡ぐ、もう1つのボランティアコーディネーション 〜地区ボランティアセンターを事例として。その意義・実践・可能性〜

日時:3月1日(日)9:30~13:00

定員:50

対象:このテーマに関心のある方ならどなたでも

ニーズが複雑化する昨今では、地域福祉を推進する社会福祉協議会への期待値は高く、その機能強化はますます問われています。その手だてとして欠かせないのは“住民と専門職の協働”による課題解決のスタイル。そこで、住民ならではの視点と行動力と職員の専門性を活かした「地区ボランティアセンター」を展開する社協を取り上げ、2つの事例を読み解きます。住民コーディネーターと職員が紡ぐボランティアコーディネーションの意義、実践を紐解きながら、その可能性を参加者とともに考え、これからの方向性を確認する場としたいと思います。

講師・コメンテーター

藤井 博志
神戸学院大学総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科 教授


1959年大阪市生まれ。同志社大学文学部社会福祉学専攻博士課程前期修了。兵庫県社会福祉協議会(地域福祉部長)、大阪府立大学社会福祉学部(専任講師)を経て現在に至る。専門分野は地域福祉論・コミュニティワーク。アクションリサーチ、フィールドワークを方法とし、現場と実践開拓しながらの研究をモットーとする。近年の主な著書に『地域共同ケアのすすめ』(監修)CLC2011年、『地域支え合いのすすめ』(監修)CLC2012年、他多数。


事例発表者

瀧内 和之
摂陽地区福祉のまちづくり協議会 副会長/福祉部長


平成19年12月より民生委員・児童委員に就任。平成23年退職後、地区社会福祉協議会の再組織化に携わり、平成23年12月に地域の地縁団体や、福祉関係団体からなる「摂陽地区福祉のまちづくり協議会」を結成。現在、当会の副会長、福祉部長を兼務すると共に、地域福祉ネット会議代表、せつよう助け愛センターコーディネーターとして、地域福祉のリーダー役として日々活動している。

その他、「伊丹市文化財ボランティアの会」で、伊丹の歴史観光ガイドや写真を趣味として、日々多忙なセカンドライフを満喫している。


兼田 美紀
伊丹市社会福祉協議会地域福祉推進担当


平成17年伊丹市社会福祉協議会に入職。コミュニティワーカーとして、ふれあいサロン事業や、公民協働の話し合いの場づくり、住民の助け合い活動支援等、住民福祉活動支援に携わる。


拝藤 あい子
安曇川住民福祉ネットワーク 副代表


2009年に高島市民病院の臨床検査技師を退職後、地元自治会の福祉推進委員長に就任。同年、安曇川地域の「安曇川住民福祉活動計画(ささえあい3Sプラン)」の策定メンバーとなる。2010年に同計画を推進する組織「安曇川住民福祉ネットワーク」が設立し、副代表に就任。2012年安曇川地区ボランティアセンター設置に関わり、住民コーディネーターとして活動中。2012年より高島市社協理事。病院ボランティアとしても活動中。


井岡 仁志
高島市社会福祉協議会 地域福祉課長・ボランティア・福祉学習センター長 /JVCA理事


1962年奈良市生まれ。大阪のラジオ番組制作会社の仕事から、30代に滋賀県朽木村に移住し、木こり(財団法人森林文化協会)に転職。2003年縁あって朽木村社協に入職し、合併に伴い2005年高島市社協職員となる。災害、ボランティアコーディネーション、福祉教育、小地域福祉活動が関心領域。認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会理事。


進行

南 多恵子

京都光華女子大学健康科学部医療福祉学科社会福祉専攻 講師


京都市生まれ。1992年、(社福)大阪ボランティア協会に就職。1997年ボランティア活動相談部門に配属されボランティアコーディネーターに従事。福祉施設のボランティア担当向けの講座にも携わる。その後立命館大学大学院を修了。教育機関や福祉施設勤務を経て、2013年4月から現職に至る。2013年から広島県社協ボランティア・福祉教育推進委員会委員。高島市社会福祉協議会ボランティア・福祉学習センター運営委員会アドバイザーなど。


[担当]山本 豊広(堺市社会福祉協議会)