S-6 福祉

福祉制度の変遷とボランティア 〜その存在意義・可能性に光を当てるボランティアコーディネーターの役割とは〜

日時:2月28日(土)15:30~17:00

定員:20

対象:このテーマに関心のある方

福祉制度の変遷とボランティアの関係をみると、単なるマンパワーとして利用されるのではなく、ボランティアならではの強みや魅力を発揮して活動できるようコーディネートするボランティアコーディネーターの専門性が、いつの時代も問われ続けてきました。
ここでは、ボランティアと関連する昨今の主な動向、例えば、介護保険法の一部改正や生活困窮者自立支援法などを確認し、その中でも、ボランティアが輝きを失うことなく活動し、その存在意義や可能性に光を当てるコーディネーションのあり方を、事例を交えて考えていきます。

講師

岩本 裕子
関西学院大学 助教


社協のボランティアセンター創生期である1988年より大阪市社協でコーディネーターとして勤務。途中出産・育児のために一時期離脱し、専業主婦をしましたが、5年後再び復活!! 2009年まで都合約15年間勤務していました。その後は関西学院大学大学の大学院に進学し、現在は、同大学人間福祉学部で教員をしながら、地域福祉やボランティアなどについて研究をしています。社会福祉協議会勤務の当初から大阪ボランティア協会のメンバーとは親交があり、現在はアソシエーターでもあります。その他外部の活動としては、宝塚市社協のボランティア活動センター運営委員、助成金配分委員会委員長、大阪市北区社協ボランティアセンター運営委員、同区社協の地域での地域福祉活動計画策定の支援、神戸市民生委員・児童委員協議会指定地区アドバイザーなど、様々な形で活動しています。家族は夫と二人の息子。と言っても二人とも成人し、子育てが一段落したと思いきや、今度は親の介護問題が目の前に。「当事者目線って大切」と実感する今日この頃です。


事例発表者

武 直樹
いくの市民活動支援センター 代表理事


1972年12月生まれ、倉敷市児島出身。同志社大学で、地域福祉と住民自治について学ぶ。1999年に、大阪市生野区社会福祉協議会で7年間、ボランティアコーディネーター、福祉活動専門員として生野区のまちづくりに携わる。2006年には、大阪市東住吉区社会福祉協議会地域包括支援センターで、社会福祉士としての業務を経験。2009年4月、特定非営利活動法人いくの市民活動支援センターを仲間とたちあげ、現在、NPO法人いくの市民活動支援センター代表理事。大阪市、生野区のまちづくりに奮闘中。研究業績として、「ボランティアと地域福祉」井岡勉監修・牧里毎治・山本隆編『住民主体の地域福祉論』法律文化社(2008)、「大阪市生野区における地域福祉関係計画の取り組み」『日本の地域福祉』日本地域福祉学会2009共同執筆など。大阪市会議員。



[担当]南 多恵子(京都光華女子大学)